「ウォレスとグルミットの」新作短編が公開されるというので、
出かけたシネマアンジェリカ。
実は、はじめていく映画館。
真っ赤な看板が遠目にも目立つ。
こぢんまりとしていて、いかにも渋谷らしい映画館だ。
映画を見に行くにはめずらしく、初日ではないが公開直後だったため、
来場者特典というモノももらえた。
なぜか、ティーバッグ。
あと、今回配給が「三鷹の森ジブリ美術館」ということで、
ジブリが発行している月刊誌「熱風」もいただく。
宮崎駿監督はもちろん、加藤久仁生さん、三谷幸喜さんと豪華な執筆陣。
さすがグルミットだ。
場内も満員の盛況。
そして、今回シリーズで初めて殺人事件を扱ったという
「ベーカリー街の悪夢」。公式ページはこちら。
最近はドリームワークスとの共同製作の長編がつづいたが、
ニック・パーク監督の持ち味は、短編こそ発揮される。
そんな30分だった。
思い返すとグルミットとの最初の出会いは、
「ペンギンに気をつけろ」の後くらい。
劇場公開がされていたかは、記憶にないが、
ビデオテープ!で借りて観たのを覚えている。
すべてコマ撮りという気の遠くなる作業に驚嘆しながら、
でも物語に吹き込まれた微妙な感情に、心揺さぶられながら。
今回は、過去の短編3作品も同時上映。
ニック・パークの、芯が一本通ったところも、堪能できる。
グルミットの表情は、この作風でしか出せないことも分かる。
二十年という月日を経ても、まるで変わらない。
その変わらないことに、ナイス!