海の日なので、記念行事をやっているという
東京海洋大学へ行ってみる。
初めて入るだけあって、とても刺激的。
鯨ギャラリーというところでは、
セミクジラの全身骨格標本が迎えてくれる。
全長17メートル。1961年にアラスカ沖で発見された雄とのことで、
完全な骨格標本としては世界最大級だとか。
たしかに大きい。
海原を泳いでいる姿を想像するだけ、大自然に触れた気がする。
工藤直子さんの「ともだちは海のにおい」(理論社)という童話を思い出す。
寂しがりやのいるかと、くじらが出会ったお話で、
いるかがビールを飲んでいたり、くじらが小説を書いたり、
想像という海で、実にのびのびとしている。
そして、いろいろな言葉がキラキラとしている。
また読み直してみようっと。
そうそう、金魚すくいもやっていて、珍しい金魚も展示されていた。
暑い夏でも、爽やかな気持ちにさせてくれる。
こんなに小さなのに、多様な姿を見せてくれる金魚は
とても不思議だ。
こんなオーソドックスの金魚や、
こんな黒いの、
こんな可愛いのもいたり、
初めて見るようなものも。
あえて、何も期待しないででかけてみるのもいいものだ。
心が解放されていて、いろんなことを受け止められる。
海の日。東京海洋大学でクジラと金魚と
泳いだ気分になった。
誰の心のなかにもある海、ナイス!