瑞雲寺をあとにして、里をぶらぶらと。
こんなユニークな標識があり、「岸の石地蔵尊」の方向へ。
かつての曽我岸村の地蔵堂は今は公民館に建て替えられ、地蔵菩薩、閻魔王像はその中に安置されているようです。
さらに坂を上ると、ひっそりと神社が。
この天津(あまつ)神社の祭神は仏教にちなんだ十二の諸天、平和と繁盛守護の神様。
9月28日の祭典には、山車の運行や神輿渡御で盛り上がるそうです。
宗我(そが)神社は旧曽我六か村の総鎮守で、小田原北条時代から小田原城鬼門守護の社。
「暢気眼鏡」で第5回芥川賞を受賞した私小説の作家・尾崎一雄は、この宗我神社の神主さんの家に生まれたとか。
そして、城前寺は鎌倉時代の「曽我兄弟の仇討ち」で有名な曽我兄弟の菩提寺。
曽我十郎祐成と五郎時致の兄弟、父曽我太郎祐信、母満江御前の供養塔が本堂の裏に。
そこから、散策マップを手に、丘をまたぶらぶらと。
のどかな景色が広がります。
行き交う人もあまりなく、春の訪れだけを感じながら。
途中の民家の庭には、こんなに見事なしだれ梅も。
まだホントに咲き始めでしたが、満開の時にはすごいことになりそうですね。
そして、いよいよ曽我梅林の中でもメインの別所会場へ。
その前に、小田原牧場アイスでひと休み。