曽我梅林は大きく中河原、別所、原の三会場に分かれているようですが、
今回最初に訪れたのは、中河原ふれあい広場にある中河原会場。
梅林踏切から少し坂を上がると、梅の木がアーチのようになって迎えてくれます。
この中河原梅林が曽我梅林の発祥の地。
今年は例年より十日ほど咲くのが早いようで、訪れた時(2月6日)は八分咲きでした。見頃はこの週末だそうです。
咲いていたのは十郎梅。八分咲きとはいえ、見事に花をつけ、馥郁とした香りを漂わせていました。
人の背丈よりも低いところに咲き誇る梅、愛くるしくさえ思えてきます。
晴れていれば富士山が見えるようですが、雲が多め天気で残念。
梅の花の向こうに富士山、風情がありますよね。
そしてさらに山側に足を伸ばして、曹洞宗のお寺、瑞雲寺へ。
明応元年(1492年)創立と伝えられているそうです。
この碑の後ろにあるのが有名なしだれ梅。この日はまだ咲き始めといったところでしたが、満開になったらすごそうですね。
そして境内には、小田原や箱根でよく見かける「和菓子菜の花」の梅の茶屋が。
クレープのように鉄板の上で焼いて実演販売していたさくら餅は、塩漬けされた桜の葉も香り、美味でした。
瑞雲寺本堂では、2月15日(火)13時30分より涅槃会、14時からは梅の中コンサートが開かれるようです。
コンサートにはソプラノ歌手の方が出演、日本唱歌やオペラなどを披露。
花や甘酒、菜の花の和菓子などを先着でふるまってくれるとか。
五感がすべて満たされそうです。
この瑞雲寺は石仏群で有名で、境内の至る所に石仏がありました。
これは閻魔大王。
穏やかな表情に見えます。こんな大王を怒らせたくはないものですね。
こんな顔だけのものもありました。
その他、境内にはもっともっと石仏があったようです。
しかし、これでまだ行程の四分の一ほど。
別所会場を目指して先を急ぐことに。