本当に、偶然にこの舞台のことを知ったのは昨日のことだ。
最近、ちらちらとつぶやいているtwitterで、
この舞台に感動しているコメントを読む。
そして、今朝も読む。
誰かがこれほどまでに、誰かに伝えようとしているものだから、
何かがあるのだろう、
と、予定を変えて、急きょ観に行ってみた。
ほぼ、何も知らずに。
組踊、つまりミュージカル。
しかも、沖縄の「うるま」という場所の中高生ばかり。
6年振りの東京公演とのこと。
手書きのコメントがついたパンフが味がある。
肝高=きむたか は地名のようで、
肝高=きむたか は志しが高い、という意味のようで
亜麻和利=あまわり は550年前の沖縄の城主
その彼の歴史の闇に閉ざされた真実を描く本格琉球歴史劇。
などと書いてしまうのは、野暮な気がする。
エネルギー溢れる、沖縄の中高生が、
歌って踊る大迫力エンターテインメントだ!
総勢100名。
志を一つにするチームのレベルは高い。
ブロードウェイミュージカルの来日公演をも上回るとも思えるくらいだ。
きむたかバンドという十数名の生バンドがまたよい。
女子高生3人のボーカルが、舞台全体をいきいきとしたものにしている。
そして、アンサンブルの踊りも統率された中にも伸びやかさがある。
2000年に始まり、その間、メンバーも次々と入れ替わっているという。
「卒業」があるからこそ、その時に「生きている」。
そして、「伝えたいもの」を、みんなが持っている。
さらに、それが確実に伝わっている。
「小さな島だけれど、そのぶん、海は広い」そんな台詞が印象的だった。
いつまでも観ていたいし、
観たことを誰かに伝えたくなる舞台だった。
日本でスタンディングオベーションをしたのは、初めてかも知れない。
ああ、気持ちよかった。
惜しむらくは、東京公演が今日までだったこと。
でも、週末は盛岡公演があるらしい。
10月には、沖縄でも公演があるらしい。
そんな情報はこちら。
観ている途中で、
頭の中にある、企画やら考えやらいろんなことが動き出した。
そんな風にさせてくれる舞台こそ、素晴らしい。
それから、twitterやってみるものだ。
いつまでも響いている歌声にナイス!