羽田空港に「空気の港」があると聞いたのは、少し前のこと。
何のことだか???だったが、
原研哉さんのトークショーがあると連絡をもらい、足を伸ばしてみる。
「五感・記憶・情緒を刺激する」「テクノロジー×空気が描き出す未来のパブリックアート」
などとキャッチフッレーズもあるようだが、やはり???
でも、行ってみたら、楽しかった、とっても。
![IMG_0499 空気の人と地上の星座](http://be-nice.co.jp/blog/wp-content/uploads/2009/11/IMG_0499-225x300.jpg)
空気の人と地上の星座
![IMG_0511 大きな空気の人](http://be-nice.co.jp/blog/wp-content/uploads/2009/11/IMG_0511-300x225.jpg)
大きな空気の人
ヘリウムガスが中に詰まった、巨大なひとが、ぽっかり浮いていたり、
PASMOの履歴で、自分の乗った駅と降りた駅が次々と結ばれ、
地上の星座となってディスプレイに現れたり、
出発ロビーの天井に、飛行機の離陸に連動して、星の飛行機がシルエットを描いたり。
![IMG_0524 自針と分針](http://be-nice.co.jp/blog/wp-content/uploads/2009/11/IMG_0524-225x300.jpg)
自針と分針
自分の全身像が、時計の時針、分針、秒針になって時を刻んだり。
「アーキマキナ」という音や振動で生き物のように動く物体がうねうねしていたり。
なんでもバックミンスター・フラーの発明した構造を使ったモノだとか。
空港は、「乗る」とか「迎える」とか、目的があってしかいかないけれど、
こんな風に楽しめるものなんだあと。
トークショーは、アートディレクターの鈴木康広さん、プロジェクトリーダーの廣瀬通孝教授の東京大学チームが、
原研哉さんをゲストに迎えてのもの。
![IMG_0510 空気のひろば 呼吸するスクリーン](http://be-nice.co.jp/blog/wp-content/uploads/2009/11/IMG_0510-300x225.jpg)
空気のひろば 呼吸するスクリーン
会場の後方では「まばたきの葉」という作品に子供たちが群がっていて、
空港とは思えない雰囲気に。
トークでは、鈴木さんの「水平線を描く鉛筆」とか
「ファスナーの船」の発想についての話が、とても魅力的。
会場で配布されているリーフレットの鈴木さんのイラストも、
そのまま絵本になりそうな、雰囲気のあるもの。
線なのに、空気をはらんでいて
線なのに、重さがある。
こちらが鈴木さんのサイト。
この「空気の港」は、明日(11月3日)まで羽田空港のターミナルで開催中!
いつもの思考から離陸できるかも。。。
子どもや、老夫婦も楽しんでいたのがとっても印象的。
夢のある空港って、ナイス!