【アートでナイス】金羊社×オールライト工房「印刷のいろは」展へ!

以前、名刺の相談に伺った大田区鵜の木にある「オールライト工房」。

活版印刷を愛し、新しい風をふきこんでいる方々。

そして、「金羊社」というCDジャケットなどへの特殊印刷に最新技術をもちこんで、

印刷の新しい可能性をつねに見いだしている方々。

 

そんな両者が「印刷のいろは」展を実施するというので足を運んでみた。

そのなかでは、最新の大判インクジェットプリンターのデモが。

大型インクジェットプリンターでタイルに印刷

大型インクジェットプリンターでタイルに印刷

これは、お土産にもらったタイル。

速乾性があり、厚さ四センチまでのものになら、何でも印刷できるとのことで、

観光地の看板に、写真を印刷したりもしているとか。

さらには、フレキソ印刷という、最新の印刷機の見学もさせてもらう。
 
 

でも、やはり目がいくのは活版印刷。

オールライト工房の活版印刷

オールライト工房の活版印刷

さまざまな活字

さまざまな活字

ちょっとだけ印刷機にもさわらせてもらい、体験も。

IMG_0567

実際にこの「は」の字を印刷機でガシャリ。

機械なんだけれど「手工業」で、よいものを生み出すには熟練の技術も必要だと感じる。
 
 

そして、映像スペースでは、オールライト工房の「オ」という活字ができるまでや、

「いろは展」の「は」の字を亜鉛板で作る過程なども、

「オの旅」「はの旅」として人情味溢れる映像と音楽で紹介。

これが、その苦労と熟練の技が伝わってきて実に良かった。
 
 

この活字がずらりと並んだ様子やインクの匂いは、

高校生時代に印刷所に泊まり込んで新聞をつくっていたことを

まざまざと思い出せてくれる。

あの時はまだ、職人さんが活字を組んで、印刷していた。

文章を大幅になおして、えらく怒られてしまったのも当然のことだ。

といっても、三十年も前のことではない。

技術の進歩に思いを馳せると同時に、

大切なことを、行動としてどう守るか、

「もの」としてどう残すか、

何よりも、自分にとって、どう大切なのかだ。
 
 

そんな話を別な場所でしていたら、

とある方の会社に「活字」がやまほど、あるとのこと。

こんな出会いを大切にしない訳にはいかないだろう。

自分を活字が呼んでいる。

活字への思い、いろんな人の思い、ナイス!

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