前日、六本木ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで開催されている
「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展へ」行ってきました。
日差しが降り注ぎ、倉俣作品を観るにはうってつけのに。
(といっても屋内なので、そう関係はないのですが)
以前、伊香保のハラミュージアムアークに行ったとき以来のまとまった展示を見る機会。
21_21の展示スペースは、そう広くはないと思うのですが、
倉俣史朗のテーブルや椅子、ベッドなどの家具が、ひとつの世界となって広がっている感じ。
代表作のアクリルに薔薇の造化を閉じこめた椅子「ミス・ブランチ」が4脚も並んでいたのは嬉しかった。
いろんな角度から観ることができ、光の射し具合も、それが作る影も、それぞれ異なっていて、見応え充分。
観るための、座ったことを想像するための椅子ですね。
そして、「割れガラスのテーブル」の見事なこと。
去年、三保谷硝子の方のトークショーで、こだわりの深さを伺ったのを思い出す。
硝子が割れた一瞬が閉じこめられ、静止している様にただただ、魅入るばかり。
会場を何度回っても、新しい発見がある展示。
そして、イタリアのデザイナー、エットレ・ソットサスのアートピース「カチナ」もユニーク。
カチナとはアメリカのネイティブアメリカンが信仰する超自然的な精霊のようなものだそうですが、そのドローイングも、ガラスの作品も「感じられる」ものばかり。
暮らしの中にある「デザイン」の豊かさが感じられる展示です。
「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」は5月8日まで。
公式サイトは、こちら。